感染者3人とも退院 市立稚内病院 来週から外来診療再開

 新型コロナウイルスの感染者3人が4日までに退院したことから市立稚内病院は8日から外来診療を再開する。
 4月24日に利尻富士町の70代男性感染者が入院し、その患者の濃厚接触者とされる2人の感染者の合わせて3人が入院したことから4月27日から外来診療を中止していたが、今月4日までに感染者が退院したため43日ぶりに全ての診療科の診療を再開することにした。
 再開する外来診療に関し、新規患者については混雑が予想される待合で〝3密〟を避けるため他の医療機関などでの受診協力を求めているほか、再来患者の電話診療による処方箋の発行は継続するとし、4月15日から実施していた入院患者への面会制限を一部解除し、手術や検査なども通常態勢に戻す。
 会計時の混雑を避けるため診療費の支払いは当面の間、次回受診時や銀行振込など後日払いに変更。感染防止対策として来院の際はマスク着用や手指の消毒を求め、外来診療では指定された時間での来院、息苦しさや高熱などコロナ感染症が疑われる症状がある場合には、直接受診することなく稚内保健所☎33-3703に連絡するよう呼び掛けている。
 病院側は「コロナ感染はいつ発生するか分からず、医療機関として危機感を持って感染防止に努めたい。8日から新規患者や診療費支払いなどで〝密〟になることないよう対策を取りながらの再開となるので市民の皆さんには協力をお願いしたい」としている。

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