寒風晒し棒鱈作り うろこ市が富士見地区の納屋で

寒風に晒すため納屋掛けされたタラ

 

 富士見地区で棒ダラの乾燥作業が行われている。
 暖かくなって雪融けが進み、例年より2週間ほど早い12日から納屋掛け作業を始めた「うろこ市」では、稚内や根室など道内各地で水揚げされた真ダラを下処理し、昨年11月から中央地区の倉庫で一次乾燥したものを、富士見地区の納屋で寒風にさらし更に乾燥させている。
 このあと3カ月間、寒風にさらしてタラの旨味を引き立たせ、5月頃には水分を抜いた棒ダラを稲とビニールシートで覆う〝稲倉〟という最終仕上げで熟成させ、初夏にかけ東北、関西などに出荷される。
 風が強い稚内で製造される棒ダラは最高級として取り引きされており、京都など高級料亭で煮物として食されている。

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