航路再開向けWG設置 市議会で工藤市長が行政報告

 9月定例市議会は9日から26日までの日程で始まり、初日は工藤市長が先にコルサコフ市で開催された稚内・コルサコフ定期利用促進合同会議など6項目について一般行政報告した。
 川野副市長を団長に稚内の関係者14人が出席した合同会議の中で川野副市長が航路は北海道とサハリン州を結ぶ存在として重要な役割を果たし続けていくためには運航の継続が不可欠であるとの考えを伝え、今後双方の間で航路再開に向けた検討を行うためのワーキンググループ(WG)を設置し具体的な意見交換や検討などを行っていくことを確認したと市長は報告した。
 JR北海道が稚内~音威子府間で7月28日から8月12日まで6日間運行された観光列車「風っこ そうや号」には、約1000人が乗車。観光列車は宗谷線の魅力を改めて全国にアピールする機会となり、今後の宗谷線の積極的な利活用に繋がるという期待を寄せていた。
 7月~8月にかけての宗谷地域総合開発期成会などによる国や北海道などへの要望活動で、全国的に大雨や暴風などによる自然被害が多発していることを受け地域住民が安全で安心して暮らし続ける地域づくりに向け、今後も要望事項の実現を求めていきたいと述べていた。

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