稚内駅にXマス列車到着 外国人観光客100人と被災者親子40人乗せ

 道によるアジア圏の観光客らを乗せた観光列車「復興Xマストレイン」が24日、富良野~稚内間で運行され、参加した外国人観光客は途中駅でのイベントを満喫した。
 道では、インバウンド観光客を対象に道北地域などの観光資源を掘り起こし、参加したツアー客に母国で北海道観光の魅力を発信してもらえればと企画し中国、台湾、フィリピンの団体観光客100人余りと被災地(厚真安平、むかわ3町)の親子40人余りが乗車した。
 ツアー客一行は、同日午前7時38分に富良野駅を出発し、途中、旭川駅では出発式が行われ、高橋知事とサンタクロース姿の被災地の子供たちが乗車し車内でツアー客に折鶴を贈った。宗谷管内に入ってからは幌延駅でトナカイと記念撮影し、豊富駅では朝倉振興局長、川野市まちづくり政策部長、稚内北星大学のネパール人留学生ら10人余りが乗車し、宗谷管内の魅力など紹介。午後5時過ぎに稚内駅に到着すると、工藤市長出汁之介、りんぞうくんや市職員がペンライトと横断幕を持って出迎え一人ひとりに観光パンフレットなどを手渡していた。
 初めて雪を見る人も多く駅に到着するたびに喜ぶ姿などが見られた。今後も観光列車など旅行事業を企画し検討していきたいと道の担当職員は話していた。

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