医療崩壊止める署名 市議会通し道・国に要請

 道北勤医協の宗谷医院と宗谷友の会は「みんなの声で宗谷の医師を増やしましょう」と宗谷地域の医療を守る署名運動を展開している。
 宗谷管内の医師数は全道一少なく、勤務医不足に加え診療所(開業医)の閉鎖もあり他の地域との格差が広がるばかりで、医師の不足は勤務医に過酷な労働環境を強いり更なる医師不足を招くという悪循環になっている。
 人口減少と医療格差は進み、旭川や札幌での入院や診療を余儀なくされる医療難民がおり、道が現在策定中の地域医療計画の中に宗谷の状況を盛り込んでもらおうと、「医療要望懇談会(仮称)を市町村ごとに開くこと」「その懇談会の内容を公開し、医師養成や医師確保のための年次別改善目標を樹てること」、「これらの事を可能にすべく政府(国)に対し支援措置を要請すること」の3点を請願するため、先ず稚内市民に対し市議会議長に届ける署名をしてもらおうというもの。
 20日、本紙(稚内プレス)に折り込まれたチラシに署名し、来年2月22日まで郵送するよう友の会では協力を求めている。

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