南小の新校舎3学期から供用開始 関係者向け見学会開く

 南小の新校舎が完成し、市教委は20日、住民や関係者を対象に見学会を開いた。
 昭和21年、南国民学校として旧陸軍兵舎を校舎にし開校。翌22年には南小学校に改称され、平成17年には抜海小、平成25年には下勇知小と統合するなどし一時は2000人近い児童が在籍。急激に児童が増えたことで校舎の増改築を行うなどしてきたものの、老朽化が進んでいることから新校舎を建設することになった。
 平成26年には基本設計、平成29年7月には新体育館が完成。昨年8月から着工した校舎は12月18日に完成した。総事業費は24億5000万円。
 20日午前中、地域住民ら10人余りが校舎見学に訪れ、市教委の守谷主査に1階から屋上まで案内され真新しい校舎を見学した。
 新校舎は、教職員が児童を見守りやすい死角の少ない造りで安心安全な学校を目指し、外断熱、LED照明、節水型のトイレなど設備されるなど環境に配慮した造りになっている。
 災害など緊急時に備え屋体に近い校舎の一部にはトイレ、シャワー室なども完備されタブレット端末を備えた放送室、IHクッキングヒーターを揃えた家庭科室など最新の設備がある。
 25日には南小児童に初お披露目され、来年1月10日から学校用具の引っ越しが行われ、3学期から供用が始まる。
 旧校舎の解体作業は来年4月を予定している。

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