新しい観光資源発掘に向け 振興局主催旅行会社現地調査
管内の観光素材をまとめた冊子製作に向け旅行会社の目線からアドバイスを受ける現地調査が17日、宗谷岬と稚内樺太記念館の2カ所で実施された。
宗谷総合振興局では管内に潜在する歴史的遺産と文化資源の磨き上げを行い、観光資源としての価値を高め「歴史・文化」の新たな視点で誘客を促進し、ストーリー性のある広域観光周遊の実現をテーマに、地域内で滞在時間の延長や観光消費拡大に繋がればと、管内自治体や観光協会に呼びかけ検討会議を開き意見をまとめてきた。
稚内市内での現地調査には、旅行会社の関係者ら7人参加。宗谷岬では、臼井立身稚内市民観光ボランティアガイド会長が宗谷岬公園内の旧海軍望楼や祈りの塔などの歴史などについて案内すると、旅行会社の関係者からは歴史だけを押し出さず花など周囲の景観を一緒にしてほしいなどとの要望があった。
振興局では、洗い出した資源を有効活用できるように、現地調査での講評や地域住民の声を取り入れ、3月末までに冊子にまとめたいとしている。