時の話題 「冬道は危険だ」

 昨年6月、東名高速道路で〝あおり運転〟をし相手の車を道路追い越し車線に停車させ後続のトラックが衝突した弾みで夫婦が死亡するという事故があり判決で懲役18年の刑が言い渡された。危険運転罪が適用された結果の判決だ。
 普段おとなしそうな人でもハンドルを握ると人格が変わったように運転する人がいる。何もかも自分の意図するようにならない現実だが、車の運転は思うとおりに出来る。
 ただ信号を守るとか猛速運転はしない、酒酔いは勿論ダメなど運転には交通ルールを守らなければならず、危険を伴うことによっての制約は普段の生活の比ではない。今回のよう犠牲者を出す可能性があるからだ。
 先日も関西の方で医者が前車との間を置かず運転し、あろうことか呼び止めた警察車両に乗っていた警察官をこずいたとして逮捕されたが、高級車の運転者ほど我が物顔に運転する人が多いのかも知れない。
 あおり運転は一般道路では少ないものの、筆者も15年ほど前になろうか、札幌に向かうのに高速道路でなく一般道を走行していた時トラックにあおられたことがあった。相手がでかいだけに、その恐怖たるや半端なものでなかった。
 北海道の場合、冬は積雪路面ゆえ無謀な運転をする人が少ないものの、ブリザードという白魔が存在するので安全運転に徹し不幸な事故なきよう我々運転者は自覚せねばならないだろう。
 歩行者も道路横断の際に滑って転ぶことがあるので信号など守り「私は大丈夫」との安易さは戒めるべきだ。

コメントを残す