時の話題 「読者忠告様々で」
12日の小欄「3億円事件」で読者の方2人から事件が起きたのは12月10日の誤りではないか―とのご指摘を戴いた。
最初の人はその日の夕刻、電話で「事件のあった日、環七(環状7号線)を走っていて警察官に呼び止められ理由は言わなかったが後ろのトランクの中も調べられたので、その日の事は50年たっても鮮明に覚えている」。もう一人の方は翌13日朝、FAXで「長女を出産し2日後の事件なので良く覚えている」とのことでした。
普段、小紙の記者には人の名前や日にちを間違ってはいけないなど説諭しているのにお恥ずかしい限りだ。12月11日に執筆したのだから「12月10日」と書かねばならないのに―というケアレスミスとはいえ間違いであり重ね重ね陳謝すると共にご指摘感謝申し上げるものです。
このように何かしら善意が仄見えるのならいいのだが、悪意というのか揚げ足を取ってやろうなどと魂胆のある投書や電話の類には当方も困惑する。
「プレスさんの車が路上駐車しています。前から違法駐車の事を書いているのにおかしくないですか」との非通知電話があった。
筆者は社長として(路上駐車の)事実を知らなかったので「感謝します。後で注意しておきます」と言うと相手が「この事って〝読者コーナー〟に載るんですよね」と二の矢をついできたので当方そそくさと電話を切ると相手も途中で切られたことに憤慨したのだろう、しつこく電話してきたものだから一喝したのは言うまでもない。余計な事は言わない方がいい。