稚高3年工藤亜依美さんがわたしと年金エッセイコンテストで見事優秀賞に輝く
日本年金機構が募集した「わたしと年金エッセイ」のコンクールで、稚高商業科3年生の工藤亜依美さん(18)が優秀賞に輝いた。
工藤さんの作品は今年の夏、脳梗塞で倒れた祖父の今後を思い、祖母から教えられた障害者年金の制度が余り世間に知られていないことをエッセイにしたもので、全国1154件の応募の中から全国3番目に当たる優秀賞に選ばれた。
年金エッセイコンクールには夏休み中の商業科の課題として3年生全員が応募しており、6年目の挑戦で工藤さんが初めて入賞した。
工藤さんは「エッセイを書くのに色々調べ障害年金の請求できる可能性のある人の中で6割の方しか受給していないのが現状です。多くの人に制度を知ってもらいたい」と作品への思いを語り、エッセイ完成後、程なくして他界した祖父には「受賞は頑張ったご褒美として天国のお爺ちゃんがプレゼントしてくれたのだと思っています」と話していた。