将来の市場参入期待 道主催水素ビジネスセミナー
道主催の水素関連ビジネス展開促進セミナーが7日、宗谷合同庁舎で開かれ、参加した市内の企業や市職員らが水素ビジネス参入の可能性について考えた。
全国的に注目を集めている水素事業市場への参入に向けたセミナーには40人余りが参加した。
道経済部産業振興局環境・エネルギー室の及川主査が主催者挨拶したあと、コンサルティング事業など手掛ける道銀地域総合研究所から道内では再生可能エネルギーを活用した水素研究開発が活性化する可能性や、水素関連ビジネスに取り組む企業は少ないものの、時間をかけながら着実に取り組みが進んでいるなどとし、他地域の先進事例も交えながら報告した。
川崎市臨海部国際戦略本部の小林昭一担当係長が「水素社会の実現に向けた川崎水素戦略」と題した講話では川崎市と企業が役割分担しながら水素ビジネスの様々なモデル事業を行っているとし「エネルギー資源に乏しい日本にとって、水素は地球温暖化対策のエネルギーとして期待されている」などと話していた。