宿泊は5年間で最低 稚内市上期観光客入込数 昨年比4.9%減38万人
市(観光交流課)は今年上期(4月~9月)の観光客入込み状況をまとめた。
38万100人で前年度上期から4・9%の1万9600人も落ち込み平成26年以来4年ぶりに減少に転じた。
道内客は9万8200人と前年より7・1%の6500人増えたものの、道外客は28万1900人と8・5%の2万6100人減。道内客は自家用車やレンタカーでの旅行が多く増加した一方、道外客については全国各地で大雨や地震などの災害が発生したことから全国的に旅行を控える傾向が強まったと分析している。
日帰り客は18万人で6・6%の1万2700人減り、宿泊客は20万100人と3・3%の6900人減少し、延べ数も5・1%1万2800人減の24万200人。宿泊数、延べ数ともに過去5年間の中で最少となった。
9月6日の胆振東部地震によるブラックアウトの影響もあり、JRなど交通機関が麻痺し、宿泊施設やツアーの予約キャンセルが相次いだ。その後も地震による影響で観光客の減少を食い止めることができなかった結果、観光入り込み数、宿泊延べ数とも昨年実績を下回ったと観光交流課は説明している。