暮らし易い社会の実現を 連合宗谷・稚内新会長の田中剛さん


 連合宗谷・稚内の会長に就任した田中剛さん(54)は「来年の春闘で労働者全体の賃金の底上げを一番の目標に掲げ訴えて行きたい」と抱負を述べた。
 全北海道庁労働組合員として34年間、連合宗谷・稚内の事務局長として2年間、労働環境の改善などに向け活動し、連合が掲げる働くことを軸とする安心社会を念頭に前会長の宮森氏が訴えていた格差是正など引き継いで行きたいとした。
 管内では、後継者不足により地域が疲弊しているとし「労働力確保に向けて賃上げなど訴えると共に、国の動向を見ながら模索していきたい」、道内の最低賃金が全国平均から見ても下位な状況を受け「先ずは940円を目標に、最終的には1000円を目指し、正社員の給料引き上げなど、暮らしやすい環境をつくっていきたい」と話していた。
 また、来年の第25回参院選に向け、連合が推薦する道選挙区候補予定者2人の必勝を当面の目標としたいと話していた。

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