時の話題 「主導権どこに」

 家の中での事だが筆者が置いたトイレ暖房機の位置が翌日変わっていた。妻がしたのだろうが余計な事は言わない。家中の主導権は全て妻が握っているからである。
 家庭だけでなく社会は主導権を掴む人によって変わるもので、政界や経済界(会社など)には顕著に現れトップが洞察力なり将来展望できるかで変わる。もしトランプさんが米国大統領にならなかったら、政権奪取した自民党の総裁に安倍さんが就かなかったら、高橋さんが知事を続けていたら、工藤さんが稚内市長でなかったら等々、列挙すれば切りがない。
 現実というのは粛然たるもので「仮に○○なら」「仮に○○でなければ」などというのは空論に過ぎず暇な御仁が思う遊びに近いことなのだろうが、この机上の空論が現実となって成就することが偶にある。
 そういうことでは今の国政は数の論理が支配し与党の横暴ぶりが目につき、道政は悪い事は一切なくもとりたてて何もしなかった高橋知事への批判は少なくない。15日に表明するそうだが、来春の知事選には出馬せず夏の参院選への転身が有力視されている。
 稚内市長選はここに来て「昔の名前で出ています」の対抗馬の噂あるも現職工藤さんの再選は固いところで特別職、幹部人事も口端に上っている。
 市部道議選は対抗馬の〝た〟の字もなく吉田道議の五選は岩盤のよう。残るは市議選だが、定数(18人だが2人欠員)削減の話は公明党の中にあるようだが、他の会派はそっぽを向いており、無風の公算大になっている。

コメントを残す