市議会民文委開く 市民1人当り排出多くゴミ減量化が課題

 市議会民生文教常任委員会が8日開かれ、ゴミ減量化と今後の対策などについて審議した。
 昨年度の家庭系や事業系を含めた一般廃棄物の排出量は1万5929㌧と前年と比べ横這いだったものの、一人一日当たりの排出量は1299㌘と道内他市との比較で、全道35市中34位と依然として市民一人ひとりのゴミ排出の軽減が課題である―とした板坂くらし環境課長は「これまでゴミ排出時のマナー向上、リサイクルなどを重点にした取り組みを実施してきたが、今後はゴミのリデュース(排出抑制)を重点に取組みを展開していきたい」などと説明した。
 一人一日当たりのゴミの量で稚内市は平成25、26、27年はワースト1位、22、24、28、29年はワースト2位、21、23年はワースト3位という惨たんたる状況で、鈴木茂議員は「9年間、ワースト3位に入り続けており減量化に向けた取り組みが遅い」と指摘。これに対し古川環境水道部長は「マナー向上やリサイクルの取り組みでリサイクル率は向上しているが、個々の排出量が多いことは課題として認識しており、物を出さないという事に重点を置き減量化に取り組んでいきたい」などと答えた。

コメントを残す