時の話題 「5月の最後に」
あすから薫風が清々しい6月を迎える。行楽でも楽しもうかと思っていたところ、小社が給油しているGSから5円ほど値上げするとのハガキが届いた。
OPEC(石油輸出国機構)など産油国の減産、イランなど中東諸国の国情不安などあって原油の価格はウナギ登りに高騰しており稚内市内でもセルフが149円に、フル・準フルGSは150円台後半の価格までになっている。
車なくして即ちガソリン・軽油なくして経済が立ち行かない中、燃油の値上げは各企業の経営を圧迫し、家計にも大きな影響を与えている。6、7年ほど前の110円台までと言わずもせめて120円台で推移するよう願っているが、産油国の経済も疲弊しており、この先の一段高もあり得るだろう。
日本の物価は長くデフレ状態が続いていたが、天候不順で高騰した野菜など食品関係を中心にジワジワ上昇しており、社会保険関連費も確実に負担が増えている。消費税が2%上がり10%になる来年10月以降の諸々の上昇は目に見えており、我々国民の暮らし向きは厳しさを増していくだろう。
一般国民の窮状を知ってか知らぬか、我々の代表である議員諸氏は能天気のようで体たらくも甚だしい。
世界規模で商売する大企業はいいが、地方の零細企業では青息吐息どころか息絶えるかの如くの惨状であり「地方創生・再生」のアドバルーンを上げるだけでなく実行してほしいものだ。
慎ましくしていても好転しないのであればしっぺ返しだってあるので御用心を。