時の話題 「清宮に試練」
きのうからセ・パ両リーグの交流戦が始まった。北海道日本ハムファイターズは日本プロ野球界のトップ人気チームである読売巨人軍ジャイアンツとの戦いから熱戦の火ぶたを切った。
ここまでの日ハムの戦績については予想したより良く上々のスタートを切った。打線はホームランがよく出ており、投手陣は活発な打線に助けられているとはいえ新加入のマルティネス、高梨が安定しセットアップ、ストッパーは絶対的でなく心配あるが、昨年まで入団以来10年間、50試合以上登板している宮西が今年も安定しており、守備は鉄壁に近いものがあり好成績につながっている。
鳴り物入りで入団した清宮は大器の片鱗を示すも、いい当たりが野手の正面をつくことがあり打率は1割5分前後と低迷している。2軍に落ちたのも致し方あるまい。
セ・リーグ主催試合でDH制が敷かれないこともあるが、打つ方は2軍とはいえプロの投手の球威を体験し、汗まみれになって泥臭い野球選手になってほしい。
世界のホームラン王の王さんの真剣を使った猛練習、天才といわれながら就寝してもいいイメージが浮かぶと起きては素振りを繰り返した長嶋さんなど、これまで超一流と評価された選手は誰もが人並み以上の努力をしている。
鍛錬という点でも清宮は未だ未だ一流どころか二流選手にも至ってない、ただの新人選手である。満天の星空に一際輝く北極星のような大選手に育ってほしいものだ。
今は大選手になる前の試練の時期だ。