時の話題 「大相撲夏場所」

 次は何を書こうとか一切予定を立てず「時の話題」として読者の皆さんが興味・関心を持っているだろう事など書き止めている小欄だが、俄に書こうと思った2つのテーマの聞き取りが出来なかったので年6場所の15日間の場所中に一度は必ず書く大相撲について書くことにした。まさに困った時のお相撲さんである。
 豪栄道が途中休場し2人の大関がいなくても横綱の白鵬と鶴竜ががっしりと土俵を支える中にあって今場所の注目は栃ノ心関で大関取りが出来るのか。23日の11日目まで全勝と当確ラインに入るも栃関には是非優勝し花を添えてもらいたい。
 栃関は右ひざの大きなサポーターが物語るよう大ケガし幕下まで落ちる憂き目に遭ったが、ケガが回復すると共に怪力ぶりが発揮され先々場所には前頭ながら賜杯を抱き先場所は関脇で10勝と大関挑戦の権利を有し、今場所は10勝以上の二桁まで勝ち星を伸ばしており大関取りは確実視されている。
 昨年、稀勢の里に優勝を奪われ、ひざのケガで大関の地位を追いやられ今、十両にいる照ノ富士の幕下陥落がほぼ決まった。ケガを治さず無理して出場したのが仇になった。
 道民としては旭川出身で初入幕した旭大星の早々の給金直し(勝ち越し)が嬉しい。十両時代はもどかしかったが、幕内に上がるやこれまでの苦戦がウソのような取口で白星を重ねている。
 かつて相撲王国と言われた北海道のうっぷんを晴らす活躍に目を細める好角家も多かろう。他にも矢後など将来有望な力士もいる。王国復活も夢でない。

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