オープン前に稚内市樺太記念館で内覧会
25日に副港市場2階にオープンする稚内市樺太記念館の内覧会が23日、報道関係者を対象に行われ、市教委から展示物の内容などについて説明があった。
同館は、昨年7月樺太出身者らで構成される全国樺太連盟から樺太の歴史的な資料2000点の寄贈を受けた稚内市が歴史や文化を体感できる施設として改修費など約3900万円を投じ整備した。
23日午前中、市教委の斉藤主査から明治から昭和の戦前までの樺太の様子が分かるパネル、日露国境標石のレプリカなど、約1000点展示されていることが説明され、所蔵している資料が多数あるため、展示物を定期的に入れ替えることや、市が北星大学に委託し制作された樺太から引き揚げ者のインタビューなどの映像が観賞できるコーナーを設けているなどとの話があった。
オープンの25日午前10時からは、大鵬関の妻納谷芳子さんらが参加しテープカットしたあと、午前10時半から歴史フォーラムを開き基調講演などある。
同館は4~10月まで無休、11~3月は毎週月曜日休館。午前10時~午後5時まで営業。入場無料。