交通安全寄与したとして稚内署の藤井署長が木村さんと門間さんを表彰

 稚内署は23日、交通安全(啓発資材作成)功労者として西浜4、木村巧さん(80)と潮見3、門間喜一郎さん(77)に署長感謝状を贈った。
 木村さんは、近所の知人が交通事故で亡くなったことから自宅前道路を〝かえるロード〟と名付け、平成11年から漁具の浮き玉を使いカエル人形を作成し希望者に無償で寄贈するなど、地域住民や道行くドライバーにスピードダウンと飲酒運転撲滅を呼びかけたほか、平成27年からはカエル人形に代えウニの殻でウニ風鈴など製作し啓発品として配り、交通安全活動に寄与してきた。
 門間さんは、自身がバイク事故でケガをした経験を活かし、ゆっくり歩くカメをモチーフに、建築資材の木材を使い昭和61年から一日1個のペースで木彫りカメを製作し、自治体などに啓発品として寄贈しているほか、毎年8月19日の「バイクの日」に合わせライダーや観光客に配布するなど、長年に亘り交通安全活動に貢献してきたことが評価された。
 贈呈式で藤井署長から感謝状を受け取った木村さんは「感謝状を頂けると思っていなかったので光栄です。この表彰を機に更に交通安全活動を続けていきたい」、門間さんは「今後も交通安全に気をつけ健康が続く限り木彫りの製作をしていきたい」と話していた。
 藤井署長は「稚内市内では1年以上に亘って交通死亡事故が発生していない。市民に交通安全意識を植え付けるきっかけになるので今後も活動協力をお願いしたい」などと称えていた。

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