時の話題 「薫風の季節」

 相変わらず風は強いながら偶に爽やかさも感じないでもない心地良い季節を迎え、昨日は二十四節気の一つ「小満」。芽吹いた樹木がおがる頃となった。
 5月GWの北見から帰る道すがら寄った湧別のチューリップ公園も百花繚乱の季節を迎え、滝の上の芝桜、富良野のラベンダーもそう遠くない日に見頃を迎えるか。
 春遅い稚内も先週中はサクラが満開となり皆さんも目の保養をされたことでしょう。
 風流とは無縁だった筆者もこの頃は花を愛でる心持にも目覚め無粋さも減じてきているかのようだが、人の性根はそう簡単に変わるものでなく無粋さは相変わらずである。
 日本のてっぺんという稚内にあっては対ロシアとの防衛拠点の位置付けが変わらないにも拘らず国や道の援助をほとんど受けず続けているサハリン航路に旅客だけ乗せる船舶が運航し2年。今年もそろそろ運航を始めるだろうが、今だに公けな発表はない。遅れているということは代替船を検討中かも知れず朗報を待ちたい。
 シケ早くない時期を迎え沖底漁船のスケソ好漁が続いているようだが、網で海底からすくい上げるとはいえ将来に禍根残すことなく漁獲サイズの水揚げに徹してほしいものだ。
 しかし海に荒々しさ付き物であり、定期航路、沖底船とも視界良好であるよう願っている。
 暖かくなってくると顔の表情も自然と綻んでくるし「小満」という語感のよう運気も上昇して来る気がするから不思議だ。そういえばジューン・ブライド6月も間近だ。カップルに幸あることを。

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