時の話題 「自然エネの宝庫」
GWから10日過ぎると連休ボケも収まり平常の精神状態で仕事に子育てに勉強・スポーツにと頑張っていることだろう。
国会の体たらく、予想通りの北朝鮮の米朝会談前の駆け引き、そして稚内はといえば相変わらずの風の強さで歩いていて帽子を吹き飛ばされる始末だ。
しかし、この風が稚内に大きな恩恵をもたらしており、恵北にある稚内グリーンファクトリー(渡辺義範社長)とユーラスエナジーホールディングスの10基の風力発電事業「天北ウインドファーム」がきょう18日、竣工式を迎えた。心から祝福申し上げる。
ユーラスエナジーは世界的な風力発電事業会社で稚内では宗谷丘陵に57基の風車を稼働している。グリーン社にとっては初めて大型風力発電施設事業で、同社は増毛方面でも風車建設を計画しており渡辺社長の事業意欲は益々盛んといったところだ。
風力発電と宗谷ふれあい公園隣接地にあるメガソーラー(大規模太陽光)発電は、自然エネルギーで豊かな街づくりを目指す稚内市にとって土台になるものであり、これに大東石油販売や山本建設、そしてブラックジャックシステムなど進出企業による小型風力発電事業が加われば鬼に金棒の磐石な体制となり標榜段階を超え現実的に「風車のマチ稚内」を確固たるものにしている。
牛のふん尿によるバイオマス発電、水から作り出される水素燃料発電を視野に向けた動きもあるやに聞き、横綱クラスの風力発電を筆頭に、今や稚内は自然エネルギーの宝庫と化している。