樺太記念館開館セレモニーで大鵬夫人と三女来市 

 工藤市長は15日開いた記者懇談会で、今月25日から始まるFDA(フジドリームエアラインズ)の就航予定数と、今シーズン送客強化する福島、茨城両県を訪問しPR活動を実施してきたことなどを明らかにした。
 今年で6年目を迎えるFDAのチャーター便は25日~9月9日までの期間中、新規の4空港を含め28空港から往復418便(昨年度実績314便)で3万4000人(前年対比1万4000人増)を計画しているとし、7~9日までのプロモーション活動で福島、茨城両県の経済団体や県知事を訪れPRしてきた市長は「多くの観光客に来市してもらうため今年もFDAの就航に大きな期待をし、おもてなしをしていきたい」などと述べた。
 副港市場2階に整備している稚内樺太記念館は、25日の開館が決まり、開館の目玉として樺太出身の大横綱大鵬関の化粧回しと色紙などを10月末まで展示し、午前10時からのオープニングセレモニーには故大鵬関の妻、納谷芳子さんと三女の美絵子さんが来市しテープカットする。午前10時半からの開館を記念した歴史フォーラムでは、佐々木利和北海道大学アイヌ・先住民研究センター客員教授の基調講演やパネルディスカッションが開催されることを明らかにした。
 今月2日から本格稼働している天北エナジーの風力発電施設天北ウインドファームについては、3万㌗の風力発電の発電量は年間10万6000㌗になり、稼働率などを考えても市内における年間消費電力量の120%に達するとした中、本年度から送電網の建設事業が進められるほか、今後も風力発電施設建設の計画など「国内最大規模の再生可能エネルギーの街になっていけるだろう」などと話していた。

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