新規含む77案件決議 稚内で11年ぶりの商工会議所正副会頭会議
第17回道北商工会議所正副会頭会議が11日、ANAクラウンプラザホテル稚内で開催され、稚内など13会議所から要望のあった77案件を決議した。
平成19年の第6回大会以来、11年ぶりに稚内で開催された大会には13会議所から約80人が出席。高規格幹線道路深川・留萌自動車道の早期完成、全線開通後の国土強靭、地域の持続的発展に向けた道路整備の促進についてなど新規4件のほか、稚内からは風力発電の導入拡大に向けた送電網整備の早期実現、稚内空港の冬期間就航率向上、稚内~ユジノサハリンスク間の定期航空路の開設、稚内港の港湾整備促進、JR宗谷本線(名寄~稚内間)の路線維持と安定運行の促進など要望した。
77案件は7月6、7の両日、釧路で開かれる全道商工会議所大会に提出される。
前段で開かれた道北商工会議所連合会総会では、藤井謙和連合副会頭(滝川商工会議所)が「道北地区などは人手不足など課題があるものの、連携しながら前向きに考え、地域の発展と振興に勤めて行きましょう」などと挨拶した。
このあと、稚内市の写真家斉藤マサヨシさんの記念講演があり、夜には懇親会が開かれた。