時の話題 「分岐点の18歳」

 稚内職安管内(稚内猿払、豊富、幌延、天塩、遠別、利礼3町)にある7高校の今春卒業生の就職先が年度末の3月1カ月間残し2月に全員決まったとのこと。2月中に決まったということは3月1日の卒業式を全員笑顔で迎えたということであり目出度い。
 武士は15歳で元服し大人の仲間入りしたが現代では高校を卒業する18歳が分岐点となり大学や専門学校に進学する人もいるだろうし就職する人もいる。
 本人の身上や家庭の状況など様々な理由あって就職するのだろうが、18歳で自分の将来を決めるという不安を振り払い社会に飛び込むというのは事情があるにしても勇気あることであり頑張ってほしい。
 選挙権が18歳で与えられたこともあって高校を終えたのを機に社会人になるというのは理に当ることであり、といっても大学などに進学する人たちが定義から除外されるかというと「限りなく大人に近付いた」ということになろうか。
 将来の人生設計で就職しても進学しても夢を叶えようという気概は欠くべからざることだし、とりわけ進学する人よりは早く社会人になった人には猪のように前進してほしいものだ。
 人の一生というのは君たちが思うほどのんびりしておらず正に光陰矢の如しであっという間に過ぎていく。
 就職しても進学しても将来ビジョンを明確に胆力を持ち生きていかなければならない。
 地元に残るも外に出て行くのもよし。1回しかない人生を思う存分全うすればいい。正直に生きれば神さまの御加護もあるだろう。

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