燻製作りに臨む 宗谷中で50年間続く伝統行事
宗谷中生徒によるタコの燻製作りが8、9の両日、同校水産実習棟で行われた。
開校した昭和43年から地域産業教育の一環として2年生を中心に行っていたが、生徒が減少したことから現在は全校生徒で伝統の燻製作りに取り組んでいる。
全校生徒24人は、地域の水産加工場から仕入れた20㌢ほどに切られた約120㌔のミズダコの足の髄を取り除きスライスしたあと、宗谷の塩や三温糖などで味付けし、今年は新たに焼肉のタレ味にも挑戦した。
2、3年生は慣れた手つきで次々と切り分けていたが、初めて体験する1年生7人は上級生のアドバイスを受けながら懸命に作業を行っていた。
9日は味付けしたタコの足や吸盤を干す作業を行い、12日以降から松のオガクズで燻して完成させる。
16日からは3年生6人が、9月の修学旅行で行う販売実習と創立50周年の記念誌(9月配布予定)と一緒に配るホタテの玉とミミの燻製作りに臨む。