今日から増幌地区で天北ウィンドファームの風車稼動
風力発電事業に参入した稚内グリーンファクトリー(渡辺義範社長)と風力発電国内大手のユーラスエナジーホールディングス(東京・坂本元靖社長)が共同出資して設立した天北エナジーが所有する増幌地区で、総発電力3万㌗の天北ウィンドファームの風車が2日、本格稼働を始めた。
渡辺社長が描くプロジェクトは、総事業費約100億円を投じ渡辺社長が所有する増幌地区の原野200㌶の土地に、30000㌗の風車10基を建設するもので、平成28年から工事に着手してきた。昨年6月から資材が次々と貨物船で稚内港に運ばれ、昨年10月には高さ約140㍍(ブレード1枚54㍍)世界最大級の風車が完成し、当初は今年3月2日の稼働に向け準備をしてきたが、最終調整を含めた試運転で時間が掛かり、2カ月遅れで供用を開始することになった。
渡辺社長は「当初の計画より少し遅れてしまったが、やっと本格稼働に漕ぎ着けることができた。今後も地域に貢献していきたい」と話していた。
発電された電力は再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)で北電に全て売電(1㌗当たり税別22円)される。