時の話題 「五月皐月」
五月雨じゃ濡れて行こうなどと洒落たものでなく、5月といえば競馬の皐月賞が頭に浮かぶくらい無粋な身にとってもサクラの開花だけは他に替えようがない喜びである。
GWの狭間とはいえ業種によってはぶっち切りの休みが続き、休みなど取る暇はないという方もおられよう。
皆一様でないのは分かっていながら休みを目一杯謳歌している人たちは一方の人たちへの感謝も必要か。
ところで前の稚内観光協会長であった岩間幹生さんは航空機のタクシー化についてデータを駆使し「将来起こり得ること」と述べていたが、そのタクシー化に近付いているとはいえGWなど行楽期の移動手段として北海道で大きな需要があるのは車である。
その車には欠かせないガソリン、軽油がGWを前にした26日値上げされた。不祥事を起こした官庁、大企業のお偉が頭を下げ言うように「甚だ遺憾な」値上げである。
原油は全量近く中東からの輸入に頼っており、中東情勢が悪化すればリスクが増大することから先物相場は上昇する。しかし数年分はストックしているので直ぐ値上げされない筈だが、何故か卸価格が上がりGSも値上げせざるを得なくなる。
それにしても1㍑140円台半ばというのは昨年今頃に比べると10円以上もハネ上がっており、稚内市内ではセルフ系はまだしもフルサービスのGSは既に150円を突破している。
6年ほど前の170円台からは安いものの、100円台の頃もあり、それに比べ50%もの値上がりには正直参ってしまう。