日ロ航路の安全めざし 稚内港テロ対策合同訓練実施
稚内港中央埠頭で6日午後、国際テロ対策合同訓練が行われ、関係機関が水際でのテロ対策を確認した。
稚内港はサハリン州コルサコフ港との国際航路があることなどから、水際での危機管理体制の連携強化を図るため年1回実施しているもので、市、稚内海保、稚内署などから関係者50人余りが参加した。
コルサコフ港から稚内港に向かう客船にテロリスト数人が乗船している可能性があるとの想定で訓練は行われ、海上では洋上警戒中の巡視艇きたかぜが港内に近づく不審船を発見し銃撃戦のすえ海保が制圧。陸上でも入国審査で偽造パスポートを所持する外国人を発見し連行、手荷物検査で爆発物を発見し警察による爆発物の処理訓練が行われた。