時の話題 「働いてなんぼ」

 稚内商工会議所が今月12日と20日に開いた合同部会で業種問わず人手不足を訴える声が続出したという。
 人手不足は他人事のように思っていたが、ここに来ての人材難というのか、募集しても応募がないという実状は小社も今、痛いほど味わっており、このまま手を拱いていると地域経済がスムーズに動かないという恐れも出てきている。商工会議所は全国・全道的な問題で道連合会で要望しているというが、ここはお上頼りでなく自らが課題解決に乗り出す気持ち必要か。
 事業継承者がなく会社を畳むという現象同様、大企業は別にして地方の小・零細企業は黒字だというのに難題を抱え「会社は人なり」の根底も崩れかかろうとしている。
 朝から夜遅くまで働いてもそれほどの実入りがあるわけでなく、それなら公務員や大企業など寄らば大樹の安定した職業の方が休日は取れるし増しという気持ちは分からないでもないが、募集しても人が集まらないというのは高齢化が進展しているとはいえ、仕事もせずブラブラしている人がいるにも拘らず働き手が見つからないというのは不可思議な現象といえよう。
 働かずば収入はなく一体どうして食べ生きているのか。思うに働かなくとも食べれるし糊口を凌ぐことが出来るのであろう。
 余計なお世話かも知れないが、男は働いてなんぼであり働かない男は風上にはとても置けない。
 人口減と少子化が地域経済を壊してしまうほど進んでいるという現状に、地団駄踏んでいるばかりでなく妙策講じて行きたいものだ。

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