「進路選択への配慮を」 道教委の高校作り意見交換会
道教委と宗谷教育局による「これからの高校づくりに関する指針」(素案)に関する意見を聞く会が25日午後文化センターで開かれ管内市町村教委、小中高校長などの関係者が意見を交わした。
道教委では、平成18年に策定した指針に基づき募集定員の調整や学校再編など特色ある高校づくりを進めている中、生徒の学習ニーズに対応した高校の在り方について検討する必要があることから「活力と魅力のある高校づくり」、「経済社会の発展に寄与する人材を育む高校づくり」「地域とつながる高校づくり」の3つの視点で平成33年度以降の配置計画からの適用(実施可能の施策は来年度から実施)を含めた施策策定を急いでいる。
意見交換会では、道の担当者から指針の内容説明があり、2年連続し10人未満になった場合に再編整備を行うとする指針に、小野寺英治豊富町教育長は「地域として納得する柔軟性を持った指針にしてほしい」、公立高校と私立高校の関係に対し中尾忠南中校長は「子供たちが地元で豊かな進路選択が出来る配慮を」など要望した。