再生には若者の力 稚内JC主催し夕張JC再生した上田さんが講演

 稚内青年会議所主催の市民意識活性事業「魂のふるえる講演」が19日夜、サンホテルで開かれ、夕張再生に取り組む人物から熱い講演を聞き、稚内のマチの未来について考えた。
 首都圏を中心に清掃事業などを展開する清王サービス(神奈川)会長で、夕張再生の会代表理事の上田博和さん(47)が「地域を牽引するのはお前達だ!まちが抱える閉塞感を打開せよ」と題し講演。小田原JC会員時に拡大委員長を務め、1年で41人の新会員を増やした経験から、会員2人だけとなった夕張JCを救うため図書館を建設したり、財政破綻し中止されていた街の象徴でもあった「もみじ祭り」を復活させるなどし若者ならではの視点で地域活性化に取り組んできたとした。
 全国各地で人口減が進み地方の活気がなくなっていることに、上田さんは「札幌、東京などへ人が流出しているが、今、稚内に残っている君らが最後の砦。今の時代があるのはおじいちゃんなど先輩たちがタスキをかけてくれ街がある。次の子供たちの世代にこの街に生まれ良かったと言ってもらえるよう行動するのが君たちの役割であり、若者が元気であれば街は消滅することなく未来に向かっていける」と集まったJC会員ら若者100人に訴えていた。

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