時の話題 「冬支度と投票」

 大沼に白鳥が飛来するようになったということはシベリアの冬はもう間近ということなのだろう。大沼やクッチャロ湖(浜頓別)など道内の湖沼で一休みし暖かい本州方面に向う渡り鳥の習性に倣うまでもなく北国に住む我々もそろそろ冬仕度を始める。
 市役所前の花壇に咲き誇り市民の心を和ませてくれた花々も片付けられ、夏の間、ベンチに座り涼んだ噴水も今は止まり、あとは冬が来るのを待つだけとなった。
 暑いうちに「早く雪が降って雪だるまを作りたい」などと孫達の屈託ない望みが現実味を帯びてくると、年を取ってきた我が身への負担が重く伸し掛かってくる。寒さは部屋を暖かくし厚着すれば凌げるが、外に降り積もる雪をはねる苦役は勘弁願いたい。除雪を健康維持の一つとする同輩もいるようだが、叶うなら解放されたいものだ。
 雪国に住む人間の宿命と言ってしまえば片付くだろうが、人間というのはそう寛容ではなく、嫌なものは嫌なのである。
 これから数年間の日本の舵取りを託す衆院選の投票(22日)が近付いてきた。希望か立憲か、はたまた自民、公明、共産、維新と迷ってしまうが、国民最大の権利と義務である投票は是が非でも行使しなければならない。
 選挙権を持つ年齢が引き下げられ衆院選で初めて18、19歳の若い人も投票することになった。永年、投票している筆者も迷うのだから貴方がたが迷うのは当たり前のことで、自分が善かれと思った人に投票すればいい。
 さて開票結果どうなることやら。

コメントを残す