書道で全国大会へ 稚高1年の大久保椋介君

 稚高普通科1年生で書道部に所属する大久保椋介君が11~13日まで函館市で開催された第51回全道高等学校書道展研究大会で最高賞の北海道高等学校文化連盟賞を受賞。来年の夏、長野で開かれる全国高等学校総合文化祭への切符を手にした。
 高校に入って本格的に書道を始めた大久保君は、大会での出品を目指し中国の楊淮表記という古典を2カ月間かけて猛練習し、道内から800点余りの応募作品がある中、全国大会へ推薦される17人の一人に選ばれた。推薦されたのは大久保君以外は全員2年生。
 書道を始め僅か半年で全国大会出場という快挙を成し遂げた大久保君は「書道を始めた頃は何も分からない状態で、文字の太さなど変化させることを意識し2カ月間で100枚は書き上げた」と苦労話をし、「最北端から胸を張れる結果を出したい」と大会への意欲を燃やしていた。
 顧問の高橋竜平先生は「大久保君の余白の取り方など持ち味と文字全体の調和が評価された。一つ上のランクに挑戦し勉強してほしい」と受賞を称えていた。
 高橋先生から全国大会出場の話を聞いた書家の中本青岳さんは「作品に味があり素晴らしい。1年生で全国大会に出場するのは出来ることではない」と最大級の賛辞を送っていた。

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