市長ら特別職引上げ 議員報酬は据え置き 審議会が答申
稚内市特別職報酬等審議会(中田伸也会長)は16日午後、工藤市長に対し、市長、教育長は現行の給料から3%、副市長は2%引き上げるとした一方、市議はこれまで通りとした答申をした。
8月18日に審議会を設置し3回に亘って審議した結果で、答申後の記者会見で中田会長は、市政の重責を担い激務の活動を見て市長は3%、市長を補佐する副市長は市政の内政を支えるという立場の重さから2%、教育長については新制度に移行し教育長と教育委員長の兼務で職責が重くなったことなどを踏まえ3%の増額が望ましいと説明した。
議員については活動や実績に対する厳しい意見も少なくなく、現状では据え置きが妥当と判断したとした。
市長85万2000円(現行82万8000円)、副市長70万7000円(同69万4000円)、教育長60万6000円(同58万9000円)、議長40万9000円、副議長37万1000円、議員33万9000円。
答申内容は議会の議決を得て来年4月1日から適用したいとしている。