時の話題 「ぶち切れる若者」
今年6月、神奈川県の東名高速道路の中央寄り車線に停車していたワンボックスカーにトラックが追突し父母2人が亡くなり同乗していた娘2人も重軽傷を負う事故で、家族の車を追いかけ前方に出ては走行を邪魔し挙げ句に中央車線にストップし家族の車を止まらせた直後の追突事故を引き起こした福岡の男(25)が過失運転致死傷罪で逮捕された。
家族と若者には、その前のパーキングエリアで因縁があり停車していた若者の車が走行の障害になるとして家族の父親が注意しており、その後パーキングを出た家族の車を若者がカッとなり追い回した末の事故であった。
他人事ではない。車の免許は今回のように激高型の人の感情面の事など一顧だにしておらず、このような運転者の不埒極まる暴走運転があるやも知れないからだ。
筆者も今は60歳を過ぎスピードを出さなくなったが、感情は〝瞬間湯沸し器〟のように激しく、運転に影響を及ぼした苦々しい過去もある。
テレビで生き残った娘さん2人が顔を映さず事故があった時のいきさつを話していたが無念さを押し殺す様子は健気で、父母の分まで幸せになるよう願っている。
不幸はいつ身に降りかかるや知れない。しかし今回の男性のようルール無視の若者を諌めるのは至って当たり前のことであり、娘さんには立派な父親のことを胸に強く生きてほしい。
ぷっつんしやすい若者には一時の感情で一生を無駄にするなと声を大にして言いたい。
人生は長いようで短く、短いようで長い