眼鏡拭きで啓発 稚内署と防犯協会がメガネ店6店で配布

 11日から始まる全国地域安全運動を前に、稚内署と稚内市防犯協会は振り込め詐欺被害防止啓発資材としてクリーナークロス(メガネ拭き)を作り、6日から稚内市内のメガネ販売6店と稚内署内で配布している。
 道内で発生している特殊詐欺や振り込め詐欺は、犯行手口が巧妙化しており、今年8月末まで特殊詐欺は175件発生し、被害金額3億7234万6779円(前年対比54件1億1463万6728円増)、振り込め詐欺も171件発生し、被害金額3億4644万6779円(同55件9863万1728円増)で、稚内署管内では昨年1件約1400万円の被害に遭った。
 今年に入り同署管内での被害はないものの、還付金等に関する電話の相談が9月末で40件寄せられていることを受け、同署と防犯協会では独自の被害防止対策として約500枚作成した。
 クリーナークロスには詐欺の犯行手口や「振り込め詐欺」「手渡し詐欺にご用心!」と警句が書かれている。大黒3、メガネの太陽堂では、早速来店者にクリーナークロスを配布していた。
 宮原俊治社長は「メガネだけではなくスマートフォンなどの液晶にも使用できるので、持っているだけで警句を目にする機会がある」と話し、同署でも「不審な連絡が来たら家族や警察署に相談してほしい」と被害防止を呼びかけている。

コメントを残す