時の話題 「翔平ありがとう」
日ハムの優勝、そしてCS出場もとうの昔になくなってしまったプロ野球を見るのはめっきり減ってしまったが、4日の対オリックス戦に大谷翔平選手が先発し打順も4番というので久しぶりにテレビ観戦した。
エースで4番。高校野球まではよくあることだが、プロ野球ではあり得ないことで正に漫画の世界だが、実際に大谷選手が投げて打って走っての光景に接し、既定路線とはいえ大リーグ挑戦(入団するだろう)に寂しさを感じたのはファンだけであるまい。
大リーグ入りを熱望していた大谷選手を日ハムがドラフト会議で強行指名し入団してから5年。彼は日ハムファンばかりか野球ファン、そして全ての国民に投手と打者の〝二刀流〟選手として夢を与えてくれた。
投手としては160㌔の超高速球を投げ、打者としても球足の速い弾丸ライナーをスタンドにぶち込み、我々ファンの度胆を抜き球場は興奮の坩堝と化した。昨年最終盤のソフトバンクとの決戦での1安打完封、今回もプロ野球最後の試合で2安打完封するというのは漫画の主人公のようであり子供たちに夢を与えたことでしょう。
栗山監督が来年の指揮を執る日ハムは大谷選手ばかりか思わぬ主力の放出もあるやも知れず、若い選手にとってこれまで以上にチャンスが増えるだろうし若手が活躍しなくては上位進出の芽はない。
そういうことでは大谷選手に翻弄された数年から脱却し選手個々がレベルアップし、技量は兎も角、精神的に棄てってる選手は戦力外にするなど荒療治が求められている。