着物など和文化体験 シンガポールツアー一行 「来年もまた来たい」と
シンガポールからの旅行者8人が2日夕方、着物を着て中央地区を散策し日本の伝統文化に触れた。
昨年、稚内観光協会などがシンガポールで展開した観光PRで稚内観光に興味を持った現地の旅行会社エクストレッカーズによる企画で来日した一行は2日午前、新千歳から空路稚内入りした。
宗谷岬、宗谷丘陵の白い道など巡ったあと稚内和服でおもてなし実行委員会(竹内ひとみ代表)の街歩きツアーに参加した一行は着物姿で旧瀬戸邸を見学し稚内の漁業の歴史を学び、稚内北星大学で観光英語を専攻する1年生板谷瞭さんから十五夜など日本の年中行事について教わり、和菓子など食べながらお茶を飲む日本文化を体験した。
ツアーガイドは稚内の印象について「宗谷丘陵の風車などを見てヨーロッパを思わせる光景で感動しました。シンガポールでは稚内を知っている人は少ないが、自然や街並み、着物ツアーなど素晴らしいので来年もツアーで稚内に来たい」と話していた。
一行は3日利尻など離島観光し、4日はノシャップ岬や北防波堤ドームなど見学し稚内を離れる。