人との繋がりを大切に 在宅医療・介護連携講座で勝部麗子さん

 稚内市在宅医療・介護連携推進事業市民講座は1日、福祉センターで開かれ、参加した在宅医療・介護関係者や市民190人は、地域の繋がりを再確認した。
 「安心して住み続けるための医療・介護と地域の繋がり~在宅医療・介護と地域との連携について考える~」を演題に、大阪府豊中市社会福祉協議会福祉推進室長CSW(コミュニティソーシャルワーカー)統括で社会福祉士の勝部麗子さんが講師となり、平成16年から豊中市で取り組むCSWと地域住民が連携した生活困窮者の就労支援、独居老人や高齢者を支える見守り・声かけ活動、世代間交流の会食会開設などの実体験を講話した。
 CSWの活動を通じて孤独死の現状を見てきた中、〝人は繋がりが無くなれば亡くなる〟ことを肌で感じた勝部さんは、安心して最後まで暮らせる地域作りのためには「誰にもSOSを出せない人達は沢山いるので、その人達を助けるためには地域住民がちょっとでも気を配るだけで問題解決に繋がる」と話していた。

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