自・公 vs 希望の党 衆院選 北海道12区は3氏が立候補を予定

 衆議院が解散され10月10日に公示され、22日投開票される。
 小池都知事率いる「希望の党」が政権を担ったこともある民進党と合流するという奇策に大揺れする政界。今年7月の都議選のようなハレーションあるのか。
 政権与党に愛想尽かししている一部有権者の受け皿に希望の党はなるのだろうか。
 北海道の小選挙区12区(北見、稚内、網走、紋別など)は前回平成26年と同じ顔触れの立候補が予定される。自民党現職の武部新氏(47)、民進党(希望の党)新人の水上美華氏(35)、日本共産党新人の菅原誠氏(44)。
 12区には新たに幌延町が加わり、衆院選としては初の18歳以上が投票できる選挙になる。帰趨はいかに。

「衆院選準備本格化 道選管が実施本部設置」

 10月10日公示、22日投開票と決まった衆院選で28日夕方、道選管宗谷支所に宗谷地方実施本部が設置された。
 宗谷総合振興局(地域政策課)にある宗谷支所では、28日午後4時、本部長の坂本局長と副本部長の渡辺副局長が「衆議院議員総選挙宗谷地方実施本部」と書かれた標札を地域政策課入口に掲示。本部長ら24人態勢での選挙、啓発、庶務の3班で選挙に向けた準備を本格的にスタートさせた。
 宗谷本部では3日、札幌で選挙事務会議のあと5日に市町村向け説明会を開く。投票用紙は7日午後に到着。15日は選挙に向けた街頭啓発を実施する。

「稚内署に衆院選取締本部」

 衆院解散から一夜明けた29日、道警本部はじめ各方面本部と警察署に総選挙違反取締本部が設置された。
 稚内署では、午前10時に副本部長の鈴木副署長、星刑事課長が「衆院選違反取締本部」の標札を掲出し立ち上げ10月10日公示前運動を含め同22日投票日までの選挙期間中の取り締まりに入った。
 鈴木副署長は「公平厳正に対処していきたい」と話していた。

「坂本振興局長談話」
 衆院選の宗谷地方本部設置に当たり、坂本道選管支所長(振興局長)はコメントを発表した。
 選挙は、民主政治の基盤をなすものであり国民が主権者として政治に参加する最も重要な機会ですが、近年の国政選挙においては投票率が低下傾向にあります。選管宗谷支所としては、有権者の皆様が投票に参加するよう特に若者に対する選挙啓発により一層、積極的に取り組んで参りたいと考えます。
 衆議院小選挙区の区割り改定が行われてから初めての選挙となります。宗谷支所管内では、幌延町が第10区から12区に選挙区が変わりますので、皆様が誤りなく投票できるよう周知を図って参りたいと考えます。
 候補者をはじめ、政党関係者等選挙に携わる方々には、ルールを守ったきれいな選挙の実現にご協力をお願いする次第であります。

「前回衆院選投票率」
 道選管宗谷支所によると、前回平成26年12月14日の衆院選投票率は、稚内市55・48%(前々回60・25%)など管内全体で62・23%(同66・94%)。
 昨年7月の参院選は稚内市56%(前回54・21%)など全体で63%(同61・06%)。

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