中心市街地調査し満足度は僅か14% 市議会で報告

 市議会は27日、前日に続いて決算特別委員会を開き、市の昨年度各会計の決算について審議した。
 キタカラや中央商店街を中心とした〝にぎわいづくり〟の市民の考えを調査・分析した中心市街地市民意向調査業務について、千葉議員から市民の考えなど調査・分析した結果が質問され、手塚水産商工課長から無作為で調査した2000件のうち32・8%の660件を回収した結果、中心市街地の満足度は14%で、回答者からは「駐車場不足」「魅力のある店がない」「活気がない」「空き店舗が目立つ」「寂しい」などと意見が寄せられた一方、10%が空き店舗で起業してみたい。自営の人からは店を拡充したいと思っているとの意見があった。
 起業など考えている人への支援策などの質問に対し、手塚課長は起業や拡充などの意見を受け、助成制度を行っており、調査結果を踏まえ稚内商工会議所などと連携し活性化策を進めていきたいと述べた。
 千葉議員の市が稚内に訪れた観光客に対し行った旅行動向などの調査結果などの質問に対し、中村観光交流課長は道内外旅行者から222件、外国人から22件回答を得た。稚内で行ってみたい場所や食事に関しての質問には、国内、外国人旅行者とも宗谷岬とノシャップ岬、海産物はウニ、イクラが人気―とし、観光客への満足度アップのために既存の観光資源を磨き上げながら付加価値を付けPRし、新しいものを創出して誘客に繋げていきたい―とした。

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