移住体験者が医療充実要望の声も 市議会 本年度補正予算成立

 市議会は26日、本会議を開き、一般会計16億6625万5000円の補正予算など議案6件を原案通り可決した。
 本会議に続いて28日までの日程で決算特別委員会が始まり、昨年度一般会計などの審議に入った。
 下勇知や西浜地区で行われている移住・定住を促進させるちょっと暮らし移住体験について、伊藤議員の「昨年度は5組8人が体験したが、申し込みのきっかけや体験しての感想は」との質問に、遠藤地方創生課長は「市のホームページを見て申し込んだ人が多い。下勇知や西浜地区で地域住民との触れ合いが楽しく自然や食べ物が美味しかったとの感想があった」などと答えた。
 移住を進める上での体験者への聞き取り調査など質問に対し、遠藤課長はこれまで体験した人のうち1人が実際に移住を決めた。昨年体験した人が今年も下勇知に住宅を借りている。聞き取りした人の中には医療を充実させてほしいとの声があったり、冬や街中での体験要望を踏まえ今年から市街地で体験を実施している―と述べた。
 伊藤議員のふるさと納税の返礼品などの質問に対し、手塚水産商工課長は稚内観光物産協会などに加盟の事業所で地元の物を使い地元で加工している物を条件とし、現在は20事業所が登録し海産物を中心に120種類を返礼品として取り扱っている―とした。

コメントを残す