時の話題 「環状線改良工事」

 昔は禎心会病院などがある栄地区とこまどり、緑方面は繋がっておらず、20数年前に両地区を繋ぐ稚内大橋ができ市道として供用され、その後、食品スーパーやホームセンターなど店舗に加え住宅街も広がり、今や市道緑・富岡環状線は稚内の目抜き通りとなった。
 平成25年からは国庫補助を得た拡幅工事が施工されており、補助金が年度ちょびりちょびり拠出されることから工事も一気に―というわけには行かず何かと不便を強いられているが、来年度には国道40号から大橋寄り区間の拡幅工事がやっと終了することになった。
 この区間が拡幅されると交通混雑は緩和するものとみられ、新たに耳鼻咽喉科の個人病院(診療所)も開業するようで益々賑やかになりそうである。
 環状線改良工事は再来年度から40号から富岡方面に移行し、概ね5~7年というから2026年までには完成し、その後は稚内大橋の改良工事にも着手する計画にあるそうだ。
 2030年くらいまでの道路改良工事が計画されているが、ふと思ったのはその頃になると稚内の人口はどれほどになり、いかほど減少しているかということである。
 シンクタンクの予想では2030年頃の稚内の人口は現在より1万人以上少ない2万5千人ほどまで減るということなので人口に見合った街づくりをして行くべきだとは思うものの、現在住んでいる市民サービスも欠かせず、市長も頭の痛いことだろう。
 国費助成があるとはいえ市の持ち出しも少なくはないので、どの事業にも慎重な検討が必要となろう。

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