稚内農協のアイス第2施設稼働 年間15万個製造可能

 稚内農協の稚内牛乳を原料としたアイスクリームの第2加工施設が、8月中旬から農協本所1階に増設され稼働している。
 昨年、稚内牛乳約4万本、ソフトクリームは約1万2000本販売したが、アイスクリームはネット販売、ふるさと納税返礼品などもあって約10万個を売り上げ、前年の2倍強と伸びている。
 従来のアイスクリーム製造は、副港市場工場内で稚内牛乳の製造の合間を見て作られていたが、アイスの人気が高まったことで製造が追いつかず、来春から新商品として飲むタイプのヨーグルトを製造・販売することから第2加工施設の増設が求められていた。
 増設工事は5月中旬~7月末まで行われ、副港市場でアイス原液を製造したあと、カップ詰めなどの作業は第2加工施設で行うことで、1日平均従来の450個から600個への製造拡大が可能になり、年間で約15万個増産されることになる。
 新井武経済部長は「来春販売予定の飲むタイプのヨーグルトも含め、稚内の名前が付いた商品の販売に取り組んでいきたい」などと話していた。
 飲むタイプのヨーグルトは、10月から製造機器を導入し、稚内牛乳に合う菌や発酵時間など研究し来春からの販売を予定している。

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