時の話題 「衆院選近し」
安倍総理が当初3つの補欠選挙を実施する予定だった10月22日に衆院選をすることを与党の自民党、公明党幹部に伝えた。国連総会から帰国する22日に正式に表明するという。
8月3日の内閣改造によって急落していた内閣の支持率が上がった上に、野党の民進党は離党など相も変わらぬごたごた続きで、都民ファーストならぬ日本ファーストの会も正式発足には時間を要するとし、総理専権の伝家の宝刀を抜くことになったわけで、自民党に代わる受け皿の体制が整わないうちにというのは目聡い安倍さんらしい遣り方であるがどうも此の国の総理は国家感が足りない。
選挙は消去法で自民党の圧勝だろう。我が12区は民進党の水上みか氏は健闘するだろうが、政務官になるなど地歩を固めている自民党の武部新氏を負かすのは容易でなかろう。
道内の候補者は前回のような積雪状態の師走選挙は遊説車で選挙区を回るのも命懸けであったろうから、そういう意味では妥当な頃合の総選挙実施となったと安堵しているか。
北朝鮮問題、中国やロシアの野心的挑発など外交問題に加え、再来年10月の消費税増税今だに燻る森友、加計問題等々あり政治の空白を作ってはならないが、4年間という衆議員任期があと1年3カ月と迫っており、そういうことではこの時期しかなかろうとの判断に傾いたのか。
しかし日本国総理は大所高所から判断し衆院解散をせねばならず余りの党利党略、自分の側に有利だとかの小さい観点からの総選挙は慎むべきだ。安倍さんは同級生だが段々嫌いになっている。