南中ソーランなどで歓迎 大型客船の受入れでクルーズ船振興部会 

 大型クルーズ船寄港のため改修工事が進む末広埠頭の来年度からの供用開始に向け、第1回稚内クルーズ振興部会(事務局・市物流港湾課)が12日午後、市役所で開かれ、部会長に稚内副港サービス社長の中田宏樹氏を選任した。
 末広埠頭水深12㍍岸壁改良整備が完了すると飛鳥Ⅱの倍の11万㌧級の客船「ダイヤモンド・プリンセス」クラスの寄港も可能になることから、大型客船の受け入れ態勢を万全にするため港湾、観光関係者ら20人余りが参会し振興部会を発足させたもので、第1回の会議では国内のクルーズ船寄港状況、地元の受入体制、船会社や乗客への対応などを協議した。
 道内への大型船の寄港は平成23年には63隻だったが、今年は小樽函館を中心に100隻以上の寄港が予定されている。
 稚内の受入体制として入出港時の出迎えや観光・通訳などのボランティアの確保、南中ソーランなど郷土芸能によるおもてなしの実施。乗客や船員への対応に英語版市内マップの作成、外国人に多いクレジットカードの対応、市内関係業者への免税店開設の働きかけ、岸壁から市内施設へのシャトルバス運行など受入体制の課題などについて意見交換した。

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