天北エナジー風車の威容出現 これまでに5基完成
天北エナジー(坂本元靖社長・渡辺義範社長)が恵北・増幌地区で建設を進めている風力発電施設・天北ウィンドファームの風車群は、10月中旬の完成を目指し順調に工事が進んでいる。
100億円を投じ総電力3000㌗の1基当たり高さ約140㍍の世界最大級の風車10基の建設工事は、今年6月、風車のタワーやブレードなどが貨物船で稚内港に送られてきたあと、建築現場まで運ばれ、これまでにタワーの下半分が10基分とも設置された。
上部は7月に入り最初の建設に着手。8月下旬からは5基目の建設に取り掛かり、9月1日にはブレード3枚(1本重さ10㌧長さ54㍍)を1枚ずつクレーンで吊るして固定しては5基目の風車が完成した。
これまでの工事を振り返った渡辺社長は「やっと半数の風車が完成した。このまま無事故で工事が進んで完成することを願っている」と話していた。
8日現在、6基目のブレードの装着作業が行われている。
10月には完成した5基の試験運転が行われ、全ての試験運転や検査が終了する来年2月から本格稼働する予定。