時の話題 「読者の叱咤」

 地域医療を考える市民会議の応援団結成で「大仰にやるものでない」という8月30日の天北堆の主張に叱咤の投書をいただいた。中味は6日の読者コーナーの通りである。
 本紙に載る投書は他人を誹謗中傷しない内容であることが大原則だが、今回の投書は若干的を得ていないというか、当方の考えからの乖離はあるものの、匿名といいながら臆せず自らが思うことを吐露したものであり、「反省しなければならないところも多々ある」として掲載させていただいた。
 医師や看護師不足など稚内の医療状況は深刻化する一方であり、市立病院や市などに頼ってばかりいるのでなく、稚内市民全体で考え、対策含め取り組んでいくことに異論は全くないのだが、そもそも「地域医療を考える市民会議」が応援団であり、4つでしたか、細分化しての応援団結成は如何なものか―というのが天北堆の趣旨であり「写真を見る限り」という個所を切り抜き云々批判するのは正鵠を得ていない。
 市民会議という応援団の下に応援団を作るということは船頭ばかり多い船のようなもので、その後の航海にも支障が出るだろうと案じたからである。
 大きな船ほど小回りが利かないもので「大仰にやるものでない」つまり程々の規模の組織でするのが宜しかろうと思ったからだ。
 しかし誰かは知らねど議論する材料を与えてくれた事には感謝しており、今後も建設的な意見の投稿をお願いするものです。
 最後に一言。コラム二題とも読者の存在は重々承知し書いているつもりではある。

コメントを残す