車椅子ごと階段上る 社会福祉事業団が自然災害避難訓練

 稚内市社会福祉事業団は6日、ユニット型特養老人ホーム富士見園などで自然災害避難誘導訓練を行い、事業団運営の6施設の職員が万が一の災害に備えた。
 昨年から職員はじめ稚内消防署、富士見町内会の住人らも招いた大規模災害避難訓練を実施しており、今年は職員が自力で動くことの出来ないお年寄りのための避難誘導技術を身につけようと52人が参加した。
 6日午後1時半、利礼両島沖を震源とする地震が発生し、その後30分以内に津波が押し寄せて来ることを想定し訓練は行われ、各施設の職員はお年寄り役の職員をユニット型特養まで誘導し、非常階段を3階まで車椅子ごと避難させる=写真=など、本番さながらの訓練を行った。
 訓練後、稚内消防署員から「緊張感ある訓練でよかった。被害状況など情報を1カ所に集め、周知する役割を担う人がいると更によい」などとアドバイス受けていた。

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